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空き家バンクに登録しても売れない物件の特徴5選・確実に売却する方法

空き家バンクの成約率から考えると、売れ残ってしまう空き家の数は多いです。

「自治体が運営しているから大丈夫」と掲載したまま何もしないでいると、あなたの物件も売れ残ってしまうかもしれません。

この記事では空き家バンクに登録しても売れないような物件の特徴や確実に売却する方法を紹介していきます。

空き家バンクに登録して売れる物件は2割程度

「全国版空き家・空き地バンク」の更なる情報の充実化!によると、延べ9,000件の空き家登録数に対して、成約数は1,900件だそうです。

つまり、全体の8割は成約していないという計算になります。

記事では、更なるマッチング促進が期待される…と書かれていますが、実際はどうでしょうか?

自治体が運営する「空き家バンク」とは、どんなサービス?

空き家バンクとは、空き家を売りたい・貸したい人と買いたい・借りたい人を繋ぐ自治体主体の仲介サービスです。

手続きを行えば、自治体が運営している空き家バンクに物件を掲載することができます。

目立つ宣伝等はありませんが、自治体が運営しているということもあって、安心して物件を任せられます。また、物件を探している人も利用しやすい環境であるといえます。

空き家バンクの注意点・問題点

自治体が運営しているという安心感はあるものの、空き家バンクの利用には多少の注意事項や問題点があります。

古すぎる・損傷しすぎている建物は登録できない

空き家バンクでは、役所の担当者のみの現地調査や仲介業者が同行する現地調査など、建物についての調査がしっかりとなされます。

申請した建物が正確に存在しているかという確認もありますが、空き家バンクに登録しても問題ない建物かどうかも調査されます。

空き家は老朽化しやすく、人が住んでいないことで壁や床が損傷していることもありますが、場合によっては空き家に登録できないこともあります。

申込者が契約後に住めるような環境でなければいけないようです。

登録後も引き続き、自分で空き家を管理する必要がある

茨城県北茨城市の空き家バンクのウェブサイトページには、次のような注意書きがあります。

引用:空き家バンクに登録しても空き家や空き地の管理については所有者の方に引き続き管理していただきます。市で管理するわけではございませんので、その点についてはお間違えの無いようお願いいたします。また、管理ができない場合は、空き家バンクへの登録を解除することになりますので、ご注意いただきますようお願いいたします。

以上のことからも分かる通り、空き家バンクは、あくまでも空き家の仲介サービスであるため、管理は自分自身で行う必要があるようです。

登録したからといって、管理を放棄してはいけません。

仲介手数料は通常通りかかる

空き家バンクは自治体が運営していますが、仲介は仲介業者が行います。

そのため、通常の不動産を売買・賃貸する時と同じように手数料が発生します。

自治体が運営しているから無料で利用できると勘違いされている方も多いようですが、実際は有料です。

※登録や掲載は無料です。契約成立後に報酬が発生します。

積極的な宣伝ができない

通常、不動産会社に依頼すると、物件を宣伝してくれたり、買い手等を探してくれますが、空き家バンクは登録して待つのみです。

そのため、魅力的な物件でない場合は、掲載しても誰からも連絡が来ないということもあります。

需要は低価格物件のみ

空き家バンクで物件を買いたい・借りたいと考えている利用者は、主に次のようなケースが多いです。

  • 穴場物件を探している
  • 低価格、お手頃な物件を探している

需要が低価格物件である以上、安くなければ売れません。ご自身の希望額と空き家バンクにおける相場を比較しておきましょう。

自治体は契約トラブルに一切関与しない

自治体が運営といっても、契約に関するトラブルには一切関与しません。そのため、責任をもって自分で対応する必要があるため、注意が必要です。

※仲介業者が対応するパターンもあります。

空き家バンクに登録しても売れない物件5選

空き家バンクに関わらず、一般的に売れない物件には同じ特徴があります。

物件が汚い古い

空き家だからこそ管理や掃除が行き届いていない…そんなことは多いですが、購入希望者は細かいところもチェックしています。

特に水回りや玄関、壁や床などの汚れには注意しましょう。可能であれば、写真掲載前や現地見学前に掃除や整理をしておきましょう。

相場より高い

空き家バンクの利用者は、安くて良い物件を探しています。空き家ということもあり、低価格で購入できる物件が人気のようです。

そのため、相場より高くすると売れません。

掲載写真が魅力的でない

現地見学の前に利用者がチェックするところと言えば、掲載写真です。

魅力的な写真でないと、良さも伝わりませんし、逆に悪いイメージを持たれてしまうこともあります。

成約した空き家等の掲載写真を参考にしてみましょう。

物件が特殊

建物の形や駐車場の位置、間取りなどが特殊な場合は需要が少なく、売れ残りやすいです。

空き家バンクに登録するだけでなく、多方面からアプローチした方が良いでしょう。

エリアに需要がない

交通の利便性が低かったり、周辺に家やお店が少ないエリアは人気も少なく、売れにくいです。空き家バンクよりも、そのエリアに強い不動産会社に相談することをおすすめします。

空き家を確実に売る方法は空き家バンク登録ではない!

空き家バンクは「仲介サービス」です。また、積極的な宣伝機能がないため、掲載して待つしかありません。

魅力的な空き家であればそもそも空き家バンクに登録する必要もなく売れますし、そうでない物件でしたら、仲介ではなく買取を視野に入れたほうが良いでしょう。

空き家を積極的に買い取っている不動産会社に相談・査定してもらい、それでも売れない場合は空き家バンクをおすすめします。

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