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9割が試していない!?中古住宅をお得に値引きしてもらう方法

中古戸建て・マンションを手に入れることは、新築住宅に比べてコストを大幅に抑える優れた方法ですが、さらに価格交渉により一層お得に購入する方法があります。

本記事では、中古住宅の値引きが可能なのか、どのような特徴の物件が値引き成功に適しているのか、また失敗しやすい特徴は何なのか、そのポイントや戦略を詳しく解説します。

さらに、値引き交渉を成功させるためのコツや、注意点についても紹介します。

もくじ
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中古住宅は値引き可能?どれくらい安くなる?

中古物件って、どれくらい安くなるの?

中古住宅の値引きは可能

中古住宅の購入において、価格交渉は非常に一般的です。

新築住宅とは違い、中古住宅は一つ一つが個性と独自性を持つため、一律の価格設定が難しいからです。

中古住宅の値引き事情、最大で20%安くなるケースも

具体的な値引き相場については、物件価格の最大20%のケースもあります。

しかし、この数値はあくまで目安であり、物件や売主の状況により変動します。

中古住宅の値引きは、いつ交渉すればいい?

価格交渉に適したタイミングは、物件を見学した後、具体的な購入意向を示す前が最適です。

この段階で交渉を進めると、売主側もあなたの購入意向を強く感じ取り、交渉に応じやすくなります。

市区町村ごとの相場はこちら!

中古住宅と新築住宅の値引き交渉は全く違う!?

中古住宅 VS 新築住宅

中古住宅と新築住宅、それぞれでの値引き交渉には違いがあります。それぞれの特徴を知って、上手に交渉するポイントを押さえましょう。

新築住宅と中古住宅の価格を決めるものとは?

新築住宅の価格は、土地の値段、建築費、開発者の利益などから成り立っています。一方、中古住宅の価格は、その家の状態、築年数、近くの家の相場、売り主の希望額などが影響します。

値引き可能な項目と成功するための準備

新築住宅で値引きが可能なポイント

  • サービスのアップグレード:より良い設備や仕様にするなど。
  • 売り手の特典:登記費用や仲介手数料の負担など。

中古住宅で値引きが可能なポイント

  • 物件の状態:修理やリノベーションが必要な場合。
  • 売り主の事情:早く売りたいと思っている場合。

中古住宅と新築住宅での値引き交渉を成功するための準備

  • 市場の調査:近くの同じような物件の価格を調べて、適正な価格を知る。
  • 購入の意向を示す:早めに購入の意向を示して、売り主に交渉したいという意志を伝える。
  • 自分の強みをアピール:既に住宅ローンの事前審査が通っているなど。

値引き額の違い

新築住宅の値引きの平均値は、開発者のマージンや地域、市場の状況によりますが、一般的には5%〜10%の値引きが可能です。

中古住宅の値引きの平均値は、物件の状態や地域の相場、売り主の事情によりますが、最大で20%の値引きが可能です。

値引きの金額に影響する要因

  • 近くの不動産市場の状態
  • 物件の場所
  • 売り手と買い手の交渉力

以上のように、中古住宅と新築住宅の値引き交渉には違いがあります。物件の種類によって適した方法を選んで、交渉を進めることが大切です。

値引き交渉がしやすい「お得な」中古住宅の特徴

お得な中古物件の特徴を徹底紹介

築年数が古い中古住宅は値引きしやすい

建築から時間が経過した物件は、通常、新築に比べて価値が下がる傾向にあります。

これは、建物の構造が経年劣化するため、修繕費用が必要になること、また最新の建築基準や設備基準に満たない場合があるためです。

その結果、物件の価値が下がり、売り主との交渉余地が広がります。築年数が古い物件の場合、その修繕費用やリノベーション費用を考慮して、価格交渉を行うことができます。

売れ残っている中古住宅は値引きしやすい

長期間売れ残っている物件は、売り主が早く売却したいと考えている可能性が高いです。

これは、不動産の管理費用や固定資産税、また空き家が犯罪の対象になるリスクなど、売り主にとっての持続的な負担を示しています。

これらの理由から、売り主は可能な限り早く物件を売却したいと考えることが多いです。

そのため、購入希望者が早めに引き渡しを希望することを条件に、値引きを交渉することができます。

周辺相場より値段が高い中古住宅は値引きしやすい

物件が周囲の相場よりも高価に設定されている場合、それは値下げの余地がある可能性を示しています。

物件の価格はその地域の平均的な価格、近隣の物件の価格、物件の特徴(築年数、面積、設備等)に基づいて設定されます。

したがって、物件の価格が周囲の相場よりも高い場合、その理由を詳しく調査し、それが妥当でない場合は、その点を指摘して価格交渉を行うことができます。

引き渡しに時間がかかる中古住宅は値引きしやすい

引き渡し日が遠い物件も、値引き交渉の余地があると考えられます。

これは、売り主が物件を保有する期間が長いほど、固定資産税や管理費用などのコストが増えるためです。

そのため、購入者が早めの引き渡しを希望する場合、それを条件に値引きを提案することができます。

たとえば、「引き渡し日を1ヶ月早めることを条件に、価格を〇〇万円下げてほしい」といった具体的な提案を行うことができます。

売り主が早期売却を希望している中古住宅は値引きしやすい

売り主が早期売却を希望している場合も、値引き交渉が成功しやすい状況です。

早期に物件を売却したい理由はさまざまで、転居や資金調達の必要性、物件の維持費用の負担軽減などが考えられます。

このような売り主は、売却を早めることを最優先とするため、柔軟に価格交渉に応じる可能性が高いです。

この状況を利用して、早期の引き渡しや迅速な手続きを条件に値引き交渉をすることができます。

たとえば、「手続きを迅速に進め、引き渡し日を早めることを条件に、価格を〇〇万円下げてほしい」という提案を行うことが可能です。

ただし、早期売却を希望する売り主の中には、物件に何らかの問題があるために急いで売却を進めようとするケースもあります。

そのため、物件を購入する前には、必ず適切な物件調査を行い、可能な限り多くの情報を収集することが重要です。

中古住宅の値引き交渉が失敗しやすい物件とは?

値引き交渉が失敗しやすい物件とは?

築年数が浅い中古住宅は値引き失敗しやすい

築年数が浅い中古住宅は、新築と同様の価値を持つと見なされることが多く、その価格交渉は難しい場合があります。

これは、建物の劣化が少なく、最新の設備や建築基準を満たしている可能性が高いからです。

また、新築時の価格から大きく下落していない可能性もあるため、売り主はその価格を維持したいと考えることが多いです。

人気がある中古住宅は値引き失敗しやすい

人気のある物件は、多くの買主から注目を集めており、その結果として価格競争が激しくなることがあります。

そのため、値引き交渉が難しい状況になることが一般的です。

人気物件の場合、売り主は値下げするよりも、より高い価格を提示する買主を待つという選択をすることが多いです。

売り主に特別な事情がある(任意売却 等)中古住宅は値引き失敗しやすい

売主が任意売却や住み替えを希望している場合、価格交渉に応じられないことがあります。

例えば、任意売却の場合、売り主は既存のローンを返済する必要があるため、一定の価格を下回ると返済が困難になる可能性があります。

また、住み替えを考えている売り主は、新居の購入資金を確保するために、一定の価格を維持したいと考えることが多いです。

中古住宅の値引きで抑えておきたい成功のポイント

物件値引き成功のポイント

中古住宅の価格相場を調べる

中古住宅の価格交渉をする前に、その地域の相場を把握しておくことが大切です。

相場を調査することで、物件の適正価格を理解することができ、値引き交渉の根拠を作ることができます。

不動産ポータルサイトや地元の不動産業者から情報を得ることが可能です。

中古マンションの築年帯別成約状況(2023年1月〜3月)

~築5年~築10年~築15年~築20年~築25年~築30年築30年~合計
件数(件)6931,3061,0481,2671,0557572,9229,048
前年同期比(%)-0.4-5.9-7.7-0.31.36.81.1-0.9
㎡単価(万円)108.094.785.276.165.651.941.269.0
前年同期比(%)5.24.210.58.110.920.711.07.6
価格(万円)6,7046,3045,7655,3184,6483,3742,3184,409
前年同期比(%)3.43.67.65.413.121.39.96.5
専有面積(㎡)62.166.667.669.970.965.056.363.9
前年同期比(%)-1.8-0.5-2.6-2.52.00.5-0.9-1.0

一般的に、マンションは新築から時間が経つほど価値(価格)が下がる傾向にあります。この表からも、築年数が増えるごとに平米単価と成約価格が下がっていることがわかります。

さらに、この表から次のような情報を読み取ることができます。

  • 成約件数:築30年以上のマンションが最も多く、築5年以下のマンションが最も少ない。これは、新築マンションの供給量がそれほど多くなく、30年以上経過したマンションが市場に出回っている可能性を示しています。
  • 平米単価と価格:新築に近いマンションほど平米単価と価格が高く、古いマンションほど平米単価と価格が低い。これは、一般的に新しいマンションの方が設備が新しく、デザインが現代的であるため、価格が高くなる傾向があるからです。
  • 前年同期比:全ての範囲で、平米単価と価格は前年同期比で増加している。これは、マンション市場全体が活性化し、価格が全体的に上昇傾向にあることを示しています。特に、築25年~30年のマンションの価格上昇率が顕著で、前年同期比で21.3%増となっています。
  • 専有面積:一般的に、新築に近いマンションほど専有面積が小さく、古いマンションほど専有面積が大きい傾向が見られます。これは、新築マンションが都市部に建てられることが多く、土地が限られているために部屋の広さが狭くなる傾向があるためです。それに対して、古いマンションは土地が比較的広かった時期に建設されたものが多く、そのため部屋の広さが広いことが多いです。

この表を見て、市場全体としてマンション価格が上昇傾向にあること、そして古いマンションであれば比較的広い面積の物件を安く購入することが可能であるといったことが分かります。しかし、物件を選ぶ際には、価格や面積だけでなく、立地や設備、管理状況なども考慮に入れる必要があります。

中古戸建の築年帯別成約状況(2023年1月〜3月)

~築5年~築10年~築15年~築20年~築25年~築30年築30年~合計
件数(件)302 470 395 403 396 372 779 3,117
前年同期比(%)-23.0 -7.8 -2.0 -13.1 -15.6 -1.3 -4.3 -9.1
㎡単価(万円)5,006 4,717 4,475 4,358 3,908 3,559 2,597 3,897
前年同期比(%)6.5 6.0 3.5 8.0 -0.6 10.3 12.0 5.4
価格(万円)115.7 123.8 127.9 136.8 134.7 156.7 179.7 144.5
前年同期比(%)2.9 6.6 -2.2 -0.7 -2.1 3.3 6.1 3.3
専有面積(㎡)98.0 98.3 100.6 105.2 108.1 114.0 103.0 103.8
前年同期比(%)2.6 0.7 -2.0 -1.2 -2.9 -0.1 2.7 0.2

この表は、2023年の1月から3月までの中古戸建ての市場での成約状況を、築年数ごとにまとめたものです。

この表からは、次のような情報を読み取ることができます。

  1. 成約件数:全体的に前年同期比較で減少傾向にあります。特に、築5年以下の物件は-23.0%と大幅に減少しています。これは新築の供給が少なく、中古市場に出回る物件が少なかったことを示しています。
  2. 平米単価と価格:築年数が増えるごとに平米単価と価格が下がっています。これは一般的に、建物が古くなると価値が下がる傾向があるからです。ただし、築30年以上の物件は平米単価が下がる一方で、成約価格が他の範囲と比較して高いです。これは専有面積が大きい物件が多いためかもしれません。
  3. 専有面積:築30年以上の物件では専有面積が少し下がっています。これは、古すぎて修繕が必要な物件や、都市部の小さな敷地に建てられた物件が市場に出てくる可能性があるからです。

この表から、中古戸建て市場では築年数が増えるにつれて価格が下がる一方で、平米単価は上昇傾向にあります。また、専有面積は築年数が長いほど大きい傾向がありますが、築30年以上ではこの傾向が逆転しています。

物件を選ぶ際には、価格や面積だけでなく、立地や周辺環境、リフォームの必要性などを考慮に入れることが重要です。また、価格が上昇傾向にあることから、購入を検討している場合は早めの行動が推奨されます。

参考:http://www.reins.or.jp/pdf/trend/rt/rt_202304_2.pdf

中古住宅の購入費用を把握する

物件価格だけでなく、登記費用や仲介手数料など、購入時にかかる費用も把握しておくことが重要です。

これらの費用を考慮に入れることで、全体的なコスト削減が可能となります。

また、これらの費用も交渉の対象となり得るため、事前に把握しておくことが有利です。

物件の売り出し日を把握する

物件の売り出し日を把握しておけば、長期間売れ残っている物件を見つけ出し、それに基づいた交渉を行うことができます。

売れ残っている物件は売主が売却を急ぎたがる可能性が高いため、値引き交渉の余地が生まれます。

早い段階で、購入意向を示す

早い段階で購入意向を示すことで、売主に対して信頼性をアピールできます。

これが値引き交渉に繋がることもあります。売主は確実に物件を売却したいと考えているため、早期に意向を示した買主を優遇することがあります。

住宅ローン審査を早めに進めておく

住宅ローンの審査を早めに進めておくことは、購入のリアリティを示す強力な手段となります。

これにより売主があなたに対する信頼を持ち、価格交渉が円滑に進む可能性があります。

また、ローン審査を通過していることは、購入資金の準備が整っている証明となります。

中古住宅の値引き交渉で気をつけるべき3つのポイント

値引きする時の注意点

中古住宅を購入する際には、適切な価格交渉が成功の鍵を握ります。しかし、値引き交渉はは繊細で、様々な要因を考慮する必要があります。値引きを求めることは自然なことですが、どのように交渉を進めるかが重要です。

この記事では、初心者でも理解しやすいように、中古住宅の値引き交渉における3つの重要ポイントを詳しく解説します。これらのポイントを押さえることで、スムーズかつ効果的な交渉が可能となり、理想の住まいを手に入れるチャンスが高まります。

値引きのために物件の悪い点ばかりを探さない

中古住宅の購入を考える際、値引きを交渉することは一般的です。

しかし、交渉を有利に進めるために物件の欠点ばかりを指摘するのは避けましょう。なぜなら、売主もその物件に愛着を持っている可能性があり、過度な批判は感情を害し、交渉が不調に終わるリスクがあるからです。

代わりに、物件の価値を正当に評価し、合理的な理由をもって値引きを提案することが大切です。

一方的・身勝手にならない

値引き交渉では、自分の要望だけを強く主張するのではなく、売主の立場も理解しましょう。一方的な要求や、自己中心的な態度は交渉を難航させる原因になります。

良好な関係を保ちながら、双方にとって納得のいく解決策を見つけることが重要です。コミュニケーションを大切にし、互いの立場を尊重する姿勢が交渉の成功につながります。

住宅ローン控除も視野に入れる

中古住宅購入時の値引き交渉と同時に、住宅ローン控除の可能性も考慮に入れましょう。

住宅ローン控除は、住宅ローンの利息部分に対して税額控除が受けられる制度です。この控除を利用することで、実質的な支払い負担が軽減されるため、物件の価格交渉とは別の視点でコスト削減が期待できます。

事前に専門家に相談し、自身の資金計画にどのように影響するか理解しておくことが大切です。

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物件交渉ナビを利用した値引き例

中古住宅の値引きには不動産業者との適切な連携が必要

中古住宅の購入は専門的な知識が必要です。適切なアドバイスを得るためにも、信頼できる担当者を選ぶことが重要です。彼らの経験と知識は、交渉の成功を大きく左右します。

以上が中古住宅の値引き交渉のポイントとなります。

購入希望の中古住宅がある場合、上記のポイントを抑えて、価格交渉に臨むことをお勧めします。

それぞれの物件と売主の状況は異なりますので、柔軟に対応し、最適な条件を見つけ出すことが大切です。

また、状況が許す限り、専門的な知識を持つ不動産担当者に助けを求めることも忘れずに行いましょう。その結果、より良い物件を購入することができるでしょう。

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