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不動産情報サイト(スーモ・アットホームなど)に同じ物件が並ぶ理由

あなたは「スーモ」「アットホーム」「ホームズ」などのポータルサイト(不動産情報サイト)を利用したことはありませんか?初めてのひとり暮らしから結婚後の新居探しなど、まず住まいを探す時の取っ掛かりとして活用することが多いと思います。全国の物件をあらゆる角度から検索できたり、住宅の購入・リフォームなど、不動産の情報を多岐にわたって紹介してくれます。便利ですよね。

今回は、そんな便利な不動産情報サイトの「ある謎」についてコッソリ話しちゃいます!

検索すると似たような物件がズラッと並んでる!?

物件を探す時、こんなことはありませんか?

あなた「◯◯市の◯◯町あたりで、いい物件がないか検索してみよう。」

あなた「あれ?似たような物件がいっぱい出てきたぞ?よく見ると間取りも情報も同じだ…。」

物件を調べていると、似たような建物・同じ住所・同じ間取りの物件を見かけることがありますよね。
例えば、マンションなどで異なる部屋や別フロアの掲載なら分かりますが、全く同じ物件です。改めて調べてみると、実は同じ物件だったなんてことはよくあります。

ユーザーを惑わす重複物件の正体

実は、これは誤って物件が重複表示されているわけではありません。よく確認すると、問い合わせ先の不動産名が違うことに気づくと思います。

そうです、いろんな不動産が同じ物件を掲載しているのです。なぜ、こんなことが起こるのでしょうか。

それは不動産業界特有の「ある仕組み」が原因でした。

不動産情報サイトに物件が掲載される仕組み

不動産で取り扱っている物件情報のデータベースは共通です。

また、不動産は物件を自由に公開したり、不動産情報サイトに広告として物件を掲載できるわけではありません。元付けの不動産業者の許可がないと、公開することも広告掲載することもできないのです。

すると、どうでしょう。「スーモ」や「アットホーム」などに掲載できる物件は限られているため、各不動産は広告掲載OKの物件があれば一斉に掲載しますよね。

不動産も商売です。より多くのお客様から問い合わせを頂きたいですし、優良物件であれば広告として掲載したいもの。

このため、限られた広告掲載OKの物件を、業界全体で奪い合うような構造が生まれてしまっているのが現状です。物件を探しているお客様からすれば、分かりにくいですよね。

※元付けとは…(下記引用)

宅地建物の売買の仲介において、顧客から直接に売買の依頼を受けている立場にあることをいう。一方、そのような依頼を受けた売買の相手方(売る依頼ならば買い手、買う依頼ならば売り手)を発見・仲介することを「客付け」と呼ぶ。宅地建物の仲介業務においては、元付けを担う業者(元付け業者)と客付けを担う業者(客付け業者)が異なり、両者が共同して取引を成立させることが多い。
引用元 https://www.re-words.net/description/0000002229.html

「同じ物件だからどれでもいいや」は間違い!

さて、同じ物件が掲載される理由が分かったところで、あなたはこんなことを思いませんか?

「見にくいし、探しにくいけど…同じ物件だったらどれでもいいや。」
「写真がたくさん掲載されているページ(不動産)から問い合わせればいいや。」

これは大きな間違いです。

例えば、Aスーパー・Bスーパー・Cスーパーがあったとします。あなたはコーラを買いに訪れたわけですが、3店舗ともコーラの値段は同じです。

あなたは値段しか見ずに、Aスーパーでコーラを買ったとします。

でも、本当にそれが正しい選択だったのでしょうか?

Bスーパーはポイント還元があって、Cスーパーはクーポン券が配布されていたら…。

あなたはこれをもっと金額の大きい「住まい」で行おうとしているのです。

まずは、面倒でも不動産ごとのメリットを確認してください。もしかしたら、金銭的なことではなく、サポートや対応が良い不動産が見つかるかもしれません。

その上で、どの不動産から契約するか決めましょう。

最後に

気になった物件が重複掲載されていた場合は、もしろラッキーだと思ってください。あなたは不動産を選ぶことができるのです。

住まい探しは根気のいる作業ですが、あなたが少しでもより良い住まいに出会えるように願っています。

弊社でも物件紹介をしています。お気軽にお問い合わせください。